体型のバランスとシルエットをよくするには
仁王像から体型バランスを学ぶ
本当に今年は寒いですね、、、
昨日は家具屋さんのほかに、地元の善光寺にも行ってきました。
家族がひいた凶のおみくじを結びに行くため(笑)ですが、私も長野に帰ってから一度も行ってなかったのでご挨拶に。
・・・今回は、体型のバランス、シルエット、見え方についての話です。
雪化粧の善光寺は久しぶりです。
それにしても寒かった~!仲見世通りをちょっと歩くだけで途中でお店に入りたくなるほど^^;
今の時期、参拝客はほとんど海外の人でした。スキーしに来てるんだなぁ。
ちょうど先日テレビで「仁王像は短足に作られている」と知りました。
頭と上半身が大きく作られ、足は少し短めになっているようです。
へぇ~!確認したら善光寺の仁王像もそうでした。
たしかに、正面からみると現代でいう「スタイルがいい~!」という感じではないですね。
このスタイルは鎌倉時代の造物界の天才 運慶が巧みな計算によって造り上げたもの。
通常、仁王像は下から見上げることを考え、迫力が出るようにわざと頭と上半身を大きく造っているのだそう。
たしかに、下から見ても険しい表情がよく見えるし、上半身の筋肉も躍動感と迫力があります!
なるほど~、昔の人って凄いですねぇ。機械もない時代に。
スタイル写真を撮る時は下から
仁王像の造り、全身写真を撮る時に応用した原理を利用していますね。
スタイルをよく見せるために下からのアングルで撮ることがあります。
下から撮ると、実際より脚が長く見え頭(顔)が小さくなり、モデルのようにスラッと等身が高く見える!
全身がすっきりして見えるし、洋服もかっこよく着こなしているようです。
仁王像は逆で、下から見てもスラッと見えないように、どっしりして見えるように、頭を大きく上半身を長くしていたのですね。
全身のシルエットバランスは理論で作り上げる
こう考えると、やはり"見せたいように全身シルエットを作る"ことは可能だし、それで印象も変えられるということです。
人間の体型はそれぞれの特徴があり、シルエットも違えば厚み(ボリューム)も異なる、どこが目立つか(どこに目が行くか)も違う。
より自然な雰囲気で洋服を着る時は、その人の体と洋服を調和を考え、体に沿わせた着方とアイテムを選ぶことがポイントです。
気になるところをピンポイントで隠すとかえってその部分が目立い全身の見た目が崩れてしまいます。(逆にあえて気になる部分を目立たせたいならそれも可能)
全身のバランスを整えるという意味で、特徴をうまく活かして体に馴染ませてあげると美しく、よりその人の魅力を出してくれます。
そんな似合うファッションを導き出すのが「体型診断」と「顔パーツ診断」。
肩やウエストヒップなどの体の形(関係性)と、輪郭や目や鼻など顔パーツの特徴を計測し計算によりそれぞれ4パターンの属性に分類。導き出された結果から、その属性に合う”形”や”素材”を考えてスタイリングしていきます!
感覚や手触りで特徴を掴むのではなく、しっかりデータ(数字)として導き出すので正確性が高い。
そうやって、望むスタイルも作り上げることができるんです。
この詳しい特徴は、次回ご紹介していきます!